2浪で京大入って、仲間とカンボジアに小学校を建てるおはなし。

梶本雄一朗。22歳。京都大学総合人間学部。大学2個目。どうやら顔がデカイらしい(自覚はない)。大好きなスポーツで日本一を目指すべく大学を受けなおしたものの、部が公式戦出場停止になり、夢が消え、何も手につかない日々。世界に見放されたと思った。そんなとき、自由な旅人に出会い、本気の大人とぶつかり、最高の仲間と学校を建てた。もしかしたら、この世界そんなに悪くないかもなんて思ってきた。そんな今、こってりな人生を歩みたいって思ってる、天下一品こってりラーメン中毒者が、日記がてらに綴ります。

”だいごさんち”に行ってきた

武者修行プログラムのファシリテーターの大吾さんのお家にお邪魔してきました!!

海外ビジネス武者修行プログラム

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山梨のとある馬小屋の二階で、ニワトリの鳴き声聞きながら書いてます。
 
今まで、ずっと都会で育ってきて、家電、スマホ、どんどんdevelopされていくモノを当たり前のように使ってきて、その時代の変化に乗り遅れないように乗り遅れないようにして、何も考えずにふっつうに生きてきた。買っても着ない服たち、時代遅れのものたちをどんどん捨てては、新しいものを買って、この繰り返し。お金だけが減っていって、またそのお金を取り返すために必死で働いて。
 
なんか違和感が凄かった。
 
こういうことを感じるきっかけになったのがベトナムで出会っただいごさんで、ベトナムにいる時は自分のことで精一杯やったからわからんかったけど、日本に帰ってきてゆっくり考えた時、
 
生態系の中に生きたいってなった。だいごさんの生活を知りたいってなった。
 
ってわけで、ちょうどそういう企画があって、山梨県はだいごさんが代表の都留市NPO法人都留環境フォーラムのみなさんにお世話になってきた。
 
都留市駅に着くと、お出迎えは田舎界のリムジン軽トラ。お家に向かってる時は、普通の道での車のスピードに驚き、山を登り始めると、こんなとこに家あるん?って疑問にさらされながら上がって、最終的に、そこ通れるん?ていう道っていうかなんていうか、そんなとこを猛スピードで登りきったら、だいごさんのお家があった。
 
そこには立派なログハウス、ニワトリ小屋、馬小屋などが立ち並んでいて、これを全部自分たちで作ったっていうからビックリ。
 
こんなお家で、ニワトリのウンチ回収、薪割りに、草むしりからの畑づくり、薪風呂を炊いたり、もちろんごはんも自分たちで作った。現代ではありえない人力での脱穀。馬小屋の屋根を拡張したり、その屋根の上で星を見たり。荷台に乗ってどっか行ったり、犬と戯れて、馬の世話したり、鹿の解体もした。意味わからんくらい臭い発酵した木屑を服につけながら働いて、移動は基本軽トラの荷台、そんな暮らしをしてみて気づいたことを書こうと思う。
 
 
ひとつひとつにありがたみを感じた。
野菜一つにしても、小麦も、米も、俺たちがスーパーで見てる状態になるまでにどんなけの労力がかかってるか。まず種まく状態の土にするまででも大仕事だった。米なんて精米になるまでどんなけの段階を経てるんやって感じ。山梨では肉に関しては鹿と猪しか食べへんかったけど、今日鹿の解体を自分でしてみて、本当にショッキングやった。鹿の目に光がなくって。それをナイフで切って、食べて。動物の命を頂いてるんやなって。焼肉食べ放題とかで、ロースがどこの部位かも知らんと、テキトーに頼みまくって味合わないで食べてきた自分がなんか恥ずかしくなった。
 
意外と何でも自分でできる。
今まで、トイレで水が流れるのは当たり前。風呂は自動ボタンを押したら勝手に入ってる。さらには家なんて誰かが建てた家に住んでるのなんて当たり前の当たり前。それを全部くつがえされた。トイレは手作りで自分で水流す。風呂は薪を割って火起こししてドカン風呂。家も全部自分たちで作ったらしい。大工でも建築士でもない人たちが。そんな生活をしてみて、建設作業とかもしてみて、率直に意外と家建てるの難しくないなって思った。前の大学で建築学科やったから、その目線で見たらありえない設計やけど、ちゃんと家やった。やし、こっちのほがカッコよくってあったかかった。床を貼り付けるのも屋根を取り付けるのもインパクト使って俺でもできた。意外に周りにある当たり前のものって自分で作れたりするんやなって。なんかそお思うとワクワクが止まらなかった。と同時に本当に必要なもの、本当に好きなものだけに囲まれて生活したいと思った。
 
楽やった。
ここでは髪の毛セットしたり服何着るか考えたりせんでよくって、人の目とか気にせんでいいし、いかに自分がストレスのかかる生活を送っているのか。すげーシンプルな生活やけど、ひとつひとつがすんごくハッピーやった。時間なんて気にせず、お腹が減ったらごはん食べて眠くなったら寝て。新宿に戻ってきて、夜行バスの待合所に向かう途中、人の多さにしんどくて仕方がなかった。田舎やったらすれ違う人ひとりひとりに向き合えた。それが幸せって感じてたから。もお新宿なんなんってなった。人の洪水。すれ違う人を人と思ってないって感じ。無機質。んー。これに関してはもうちょい考えななあ。
 
 
家に泊めてくださったダイゴさんをはじめ、都留環境フォーラムの皆さんにはホンマにお世話になって、みんなで畑の土の上を踏み踏みしたこととか、インパクト打ちまくったこととか、超おしゃれなカフェ行ったこととか、脱穀PDCAサイクル回しまくったこととか、鶏が解体されてるのを見たこととか、みんなで屋根登って星見たこととか、まあじろうでクソ笑ったこととか、チジミとか、かぼちゃスープ急遽パンケーキにしたこととか、軽トラの荷台で震えながら夜空見たこととか、もう全部大事な思い出になってるもんなあ。
 
京都でおんなじことしたいなって。こんな環境作りたいなって。

 

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